プロセスの場のマネジメント    07.12.27                     ナレッジNo.3

企業組織には、様々な問題が生じています。

 「問題」は、おかれている現状と目指す状態の間にギャップが生じていることから
認識されます。
また、目の前に広がっているビジネスチャンスをいかにものにするかという観点で
の問題認識もあります。
これは「機会」という概念で捉えられています。

このような「問題」や「機会」に対し、私たちがどのようなアプローチを行っているか
について今回から数回に分けて紹介したいと思います。

私たちは、「組織は環境に適応するための1つのシステムである」と理解を して
います。そして、そこでの組織と個人の関係や生み出される成果を3つのレベルで
見ていくことを通常行っています。

 (1)組    織(目標と戦略、構造、成果をどのように判断しているか、マネジメント)
 (2)プロセス(仕事やマネジメントをする上での様々なクロスした役割や機能組織
                    間連携といった組織内の動き)
 (3)仕事と人(個人成果を生み出す仕組みと適正配置)

という3つの観点です。

組織的側面から言えば、組織は各組織機能や役割が相互に絡み合い、協働、連携
することによってうまく機能します。そういう意味では、組織はこうした内的プロセス
そのものといっていいかも知れません。

そして、こうしたプロセスは、個人的成果を組織的成果へと発展させ、相乗的なもの
にしていくための重要な要因といえます。

例えば、海外に複数の拠点を持つある企業では、顧客ニーズの明確化をアメリカで
行い、日本で製品企画・デザインを行い、生産のプロトタイプを開発し、中国で生産を
行っています。こうした組織体制のもとでは、相互に各組織機能が連携・協働しなけ
ればいい成果 をあげることはできません。これは、国内組織においても同じでしょう。

組織をいくら変えても、こうした「相互のクロスするビジネスのプロセスを変えない限り、
変化は永続的なものにならない」といわれています。しかし、 こうした側面は通常見落
とされがちで、むしろ組織間利害の対立やメカニズムによって阻害されているのが現状
です。

こうした「組織における効果的なプロセスに影響を与える事柄やそのマネジメ ントこそが
組織成果に大きな影響を与える」とHPTでは考えられています。それは、そうしたプロセスの場をマネジメントすることに他なりません。

このような背景で近年注目されているのが「ファシリティテーション」という概念です。
次回は、そのことについてご紹介します。

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