弊社の社名ＨＰＴは
「Ｈｕｍａｎ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ」からとったもの
です。

「Ｈuman Ｐerformance」という言葉には『人間の行動成果』という意味合いが あります。Ｐerfoemanceという言葉には、様々な意味やイメージがあり、特に 日本では「人前で目立つ立ち振る舞い」といった意味合いやイメージを抱く方 が多いようです。

この言葉を「行動の成果」と定義したのはアメリカのNikolsという学者です。

ＨＰＴは、主に企業内教育の専門家や、行動科学や心理学、教授工学の領域を 中心に発達してきました。

ここでは「人間の行動成果をどうやったら目指す方向へ改善できるか」という ことが長年のテーマでした。企業における人の行動は、大変多くの事柄の影響 を受けています。単に教育研修を実施しただけでは、なかなか成果は上がらな いというのは専門家なら誰しもが認識していることです。
一説によれば、教育研修で改善できる余地は10～15％くらいではないか？と いうことを言う人もいます。

このように、職場の人の行動成果を改善するには、そこに影響を与えている 様々な要因に対してアプローチすることが必要です。
このことを体系的に整理して本にまとめたのが、ロビンソンという学者夫妻で した。彼らの「パフォーマンスコンサルティング」という考え方は、瞬く間に 全米から世界に広がり、今では様々な流派が生まれています。
さらに、近年ではそこに情報科学や認知科学、システム科学、神経科学、マネ ジメント学などといった人間の行動成果に関連する様々な領域の研究成果が 融合し、その適用範囲も大きく広がっています。

このように、ＨＰＴは『目標や目的に向けて人が目指す成果を上げていくため のトータルシステムとして、その物事をとらえ、アプローチし、そこに関わり 影響を与えている幅広い視点から問題を捉え、解決していこう』というもので す。

ＨＰＴ研究所は、なかでも『人・組織と、制度やシステムを目指す成果へ向け てどのように改善・構築していくか』ということにフォーカスして、企業経営 をサポートすることを目指しています。