ICTがもたらした社会の変化

先日、弊社のパートナー企業であるICT分野を専門としたマーケティングコンサル会社の15周年記念のイベントがあった。そこでは、そのコンサル会社の社長から社会の変化とこれからの有り様についての問題提起の後、そうした社会の変化をどう起業機会として捉え活かすかの事例として2社のスタートアップ企業のプレゼンがあった。その後、それらを受けてシステム、マーケティング、コンサル、起業の専門家のパネルディスカッショ
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人手不足時代の人事施策

厚労省から昨年12月26付で最新の有効求人倍率が発表された。それによると昨年11月の有効求人倍率は1.56倍と10月に引き続き1974年1月以来の高水準という。これは正規、非正規両方を含む数字である。正社員に限れば1.05倍であるという。有効求人倍率は求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数字であるから、数字だけで考えれば希望する人全てに職がある状態といえよう。但し、そこには求職側の希望とのギ
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日本企業の働き方の実態と取組みから見えてくるもの

今年の産業界は、働き方改革の動きが一段と本格化し様々な企業でいろいろな取 組みがなされ、話題に事欠かない一年であった。こうした中、産業能率大学とHR 総研が共同で実施した「日本企業における社員の働き方に関する実態調査(回答数 307社)」が9月に発表されている。調査対象は企業の人事担当・責任者である。こ の調査によると、社員の意識・能力について、自分の仕事を抱え込んでしまう人が 多い73
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日本企業の不祥事の背景

 ここ数年、日本企業の不祥事の話題がマスコミを賑わしている。このことによって長年にわたって築きあげてきた日本品質が地に落ちたという過激なものもある。神戸製鋼や自動車メーカー等における品質基準の遵守に関わる問題は、直接的な事故や死傷者が出たという話ではない。要は、顧客、ひいては社会への約束の反故であり、ルール遵守というコンプライアンスの問題といえる。現場では、ここまでなら、これくらいなら許されるとい
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職務拡大と人材育成

最近、人事制度再構築のお仕事をさせていただいて感じることの一つに、職場の人材育成の面で、若手の職務拡大のシナリオ(育成プロセス)がない企業が増えていることがある。通常、新卒で入社した場合、仕事を覚えていくプロセスには、各社の人材育成戦略(どのような業務をどういう手順で経験させてステップアップしてもらうか)があるのであるが、それがなく場当たり的に仕事を与えて都合よく使っているケースが散見されるのであ
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