新任マネジャーの躓き

新年度になって2ヶ月になろうとしている。この4月から新任のマネジャーとして着任されている方も多いことだろう。さて、近年、職場環境の変化によってマネジャーとして成果を出すことが難しくなってきていることが指摘されている。それは以下の4つの変化が原因だとされている。 1)   組織のフラット化が推進され、マネジャーとしての経験を段階的に積むことな  くいきなり昇進するケースや抜擢人事が増えている
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今、ミドルマネジャーには何が求められているのか

世の中、大手企業を中心に昨年に増して賃上げの話題が多くなって、景気がよくなってきている実感が広がっているように感じられるが、景気の先行きに関しては慎重な姿勢を示す企業が多いとも言われている。様々な企業が一寸先は闇という経験をしてきているからであろうか。まさに時代は将来を見通すことが困難で不安定な環境といえるだろう。こうした中、企業のミドルマネジメント層(部長、課長)に経営トップから求められる要件は
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レジリエント・カンパニーの条件

最近レジリンス(resilience)をテーマにしたビジネス書を本屋でよく目にする。直訳すれば、耐性、回復・復元力、柔軟性、適応力、ストレス耐性といった意味であるが、今求められている人材特性という観点からは、困難に耐え、乗り越えて成長するために必要な「打たれ強さ」や「めげないしなやかさ」といった意味合いで使われているようである。キーワードは「耐性と挽回力」と言っていいだろう。これは、人に限った話で
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チーミングについて

組織における「チーム」の重要性が指摘されて久しい。「チーム」というと真っ先に思い浮かべるのはスポーツチームであろう。野球、サッカー等チームがいかに団結して、お互いの強味を活かしあい、弱みをカバーしあって結果を出したかについて書かれた本は多い。しかし、チームはそれだけではない。音楽における楽団やグループ、映画作りにおけるチーム、医療におけるチーム等数限りないチームが世の中には存在する。こうしたチーム
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職務設計とモチベーション

およそ、組織の管理者の重要な仕事に、部下の職務設計がある。組織には数多くの仕事が存在する。それらが関連付けられ集合すると職務が生まれる。職務設計とは、様々な仕事を組み合わせてよりよい仕事の仕方を形成する方法をいう。管理者は、環境の変化や組織、そしてその組織の構成員である従業員の持つ能力や価値観、行動特性等を考慮して職務設計することが求められる。その際の重要なこととして、従業員のやる気を引き出すとい
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